活動内容
- 総務部 活動内容 -
平成18年1月 18日
青税座談会 「業界の未来を熱く語ろう!」報告 報酬規定撤廃等
3.報酬規制の撤廃による影響は・・・?
【 加藤会員 】
規定の撤廃による影響はないと思う。サービス内容や経験の善し悪し、顧客自体の状況もあるが、昔は紹介などしてもらえば、すぐに顧問契約に結びついていたが、今は何軒か「あいみつ(相見積もり)」をとられていたりして則決まらない状態である。金額の問題もあるが決して高い見積もりを出してもないが、最後はサービス内容で決めてもらうしかないのかな。サービスの対価として顧客はしっかり見極めだしたと思う。
【 増田会員 】
皆さんは報酬規定ありますか。うちは報酬規定を提示して理解を求める。税理士会の報酬規定は最高なのであってないようなものです。
だから、2つに分かれて、前に税理士の関与があった顧客、もう一つは全く関与が初めての顧客であるが、前者後者で報酬額の意識が違う。以前に関与があった顧客は報酬のイメージがしやすい場合がある。初めての顧客は、そうはいかない。やはり報酬規定を持っておくべきだと思う。顧客からの報酬の問い合わせについてもきっちり説明できるようにしておくべきだと思う。
【 杉山会員 】
それについて、私は今もがき苦しんでいるところである。顧客によって請求書を何枚か用意して交渉することがある。やはりもらえるところからもらえるという気持ちがある。
だから、今は自分も含め担当者ごとの時間の単価計算をして、いったいどれが適正なのかをみている。結局、会計事務所は一割ぐらいのAクライアントで収益を上げ、他の赤字企業の報酬を一生懸命埋めているという体質がある。かといって赤字の顧客を切るわけにはいかない。そういう顧客があるから事務所の層も広がると思う。
会計事務所のサービス内容は、これだけ同じような業務内容なのに、事務所毎にまちまちであるという業種は他にない。事務所の中でも顧客によってサービスがまちまちである。今やらなければならないのは、まずはサービスの定型化・標準化をする。Aコース・Bコースといったように顧客の選択した報酬ランクに応じたサービスの提供をしないとこれ以上の成長は私の事務所にはないと思う。
【 中野会員 】
作業の標準化とそれに見合う単価とオプションを考えなければいけない。気に入るか気に入らないかの話もあるし、サービスに見合った報酬をもらえるかどうかの話もある。
確かに作業の標準化とそれに見合う単価の計算は必要であるが、この商売はそんな形で割り切れるかという問題がある。実際は難しいと思う。手間のかからない顧客ほど利益を上げられるのだが・・・。
【 杉山会員 】
理想は「あいみつ」をとるようなところはこちらから願い下げしたいところだが、そうもいかない。今はなかなか、紹介ですら新規の顧客が決まらない状況ですから・・・。
4.顧客の満足度について・・・?
【 杉山会員 】
「ISO」を入れてから、絶対的な評価は出来ないけれども、お客様のニーズを的確に把握するために、毎年、時系列的に同じアンケートを採っていると、ある程度、顧客については相対的に満足度が上がってる下がってるの判断は出来る。
【 増田会員 】
私のところも「ISO」を入れているのだが、顧客の満足度を図るためにアンケートを採っている。決算終了と同時に実施している。ぼやっとだが何となくわかる。不満なところを掴んで改善してくことに職員も努めるようになる。そうやって顧客のニーズをつかんでいくことは大事なことだと思う。