活動内容

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平成17年9月 15日

平成17年度 青税兵庫研究部海外研修報告 研究部長 永岡 稔

研究部長  永岡 稔

2005年9月15日から17日にかけて、本研究部の研究テーマ「海外進出企業の問題点」に関する情報収集のため、中国華東地区に総勢8名で海外研修を行いました。

上海マイツの入居する港匯中心(夜景)
先ず15日には上海マイツ諮詢(コンサルタント)有限公司浦西分公司にて、公認会計士の工藤敏彦氏より中国の移転価格課税問題について講義を受けました。翌16日は中国無錫の日系現地法人を訪問し、董事長・総経理へのインタビュー・質疑応答・工場見学を行い、併せて設立時の関連資料・帳簿・会計証憑・財務諸表・税務申告書の閲覧を行いました。中国滞在経験の長い総経理からは、現地法人の運営を完全に任された事に対する驚き、反日感情を有する中国人従業員の中で会社を運営して行くポイントをお伺いしました。書類面では特に各種登記証書、独特の綴じ方をしている会計伝票や、損金算入の基礎となる税務機関発行の公式領収書、外国税額控除の基となる親会社向支払利息の企業所得税(法人税)源泉税納付書、中国語の財務諸表などが、参加者の興味を引きました。

私たち税理士は、海外法人については一般的に、申告に必要な資料のみ受領しておけば事足りるとし、海外法人の運営に関するアドバイスや、そこに備置される書類についてはあたかもブラックボックスの様に、なるべく触れないでおく傾向があると言えます。この研修により、日本企業の進出が多い中国を事例とした、海外現地法人の運営方法とその備置書類についての勘所を少しでも会得する事が出来たのではないかと思います。

最後に、日本親会社の社長様、専務様(現地法人董事長)、現地法人の総経理様、その他上海マイツの工藤様・菅沼様、現地法人をご紹介頂きました藤田晃三特別会員に、厚く御礼申し上げます(今回の訪問先の現地法人及びその関係者につきましては、秘密情報保護の観点から匿名とさせて頂きます)。

無錫から上海のホテルに帰着後
平成17年研究部海外研修参加者:

坂本麻生(副支部長)、永岡稔(研究部部長)、
和田真一(研究部副部長)、 福田典史(研究部員)、
藤岡美智子(研究部員)、 吉見昌之(特別会員)、
藤田晃三(特別会員、現地法人の親会社の顧問税理士)、
大川峰子(一般会員)

平成17年研究部海外研修行程:

行 程、備 考

9月15日(木曜日)
関西空港集合   8:00
関西空港-上海浦東空港 10:00-11:20 中国東方航空MU730
上海浦東空港-ホテル リニアモーターカーと地下鉄で移動
昼食 ホテル内のレストラン
中国移転価格セミナー
16:00-18:00 講師は上海マイツ諮詢有限公司 公認会計士工藤敏彦氏
夕食 工藤氏、上海マイツ浦西事業所長菅沼智之氏を囲み広東料理を食べました。
話中、新会社法の会計参与の話も出ました。
ホテル宿泊 上海広場長城暇日飯店

9月16日(金曜日)
上海駅‐無錫駅
9:00-10:10 中国国鉄特急
(予定の列車に乗り遅れました。参加者の皆様にご迷惑をおかけしてすみません)
現地法人訪問研修
(午前の部:董事長、総経理インタビュー)
11:00~12:00
主に中国滞在歴の長い総経理から、当該法人に来た経緯、
中国人従業員及び中国人に対する考え方をお伺いしました。
董事長(日本本社専務)との考え方の違いもよく分かりました。
昼食 現地法人の中国人従業員と同じ弁当を食べました。
現地法人での研修
(午後の部:インタビュー続き、工場見学、法人の資料確認)
13:00~17:00 最新設備を導入した工場の見学、現地法人の貴重な会計税務書類、
設立関係の資料などを閲覧しました。初めて見る書類が多くありました。
夕食 董事長、総経理から、仕事以外の余話もお伺いしました。
無錫駅‐上海駅
20:07-21:20 中国国鉄特急
ホテル宿泊 上海広場長城暇日飯店

9月17日(土曜日)  (朝、ホテルで解散)
上海駅前‐上海浦東空港 タクシーで移動、その後昼食
上海浦東空港-関西空港
12:40-15:40 中国東方航空MU731
尚、一人当たりの総支出額は約12万円程度で、うち5万円は支部より補助が出る事となっております。